森徹(もり とおる) 速報情報日誌


2008-06-06 6月市議会

_ 6月市議会は5日から25日まで、2日目が日本共産党市議団の質問日でした。

今回取り上げた質問は、三鷹市が計画している(2年後に測量)幅16m(地図上桃色の線・三鷹3・4・9号線)の東西道路についてです。「この地域の防災のために、この道路が必要でしょうか?」が質問のテーマでした。

_ 三鷹市の事業計画(第三次基本計画)には「防災に強い都市基盤の整備」のため、「外からの火災の延焼を防止するための道路・延焼遮断帯」の役割となっているようです。

画像の説明

_ この地域を住宅地図で見ると良くわかりますが、北はJR中央線(黄色)、西側は幅36mの都道調布保谷線(オレンジ色)の事業が行われています。東は三鷹通り(オレンジ色)があり両側にはマンションが建っています。南の新道北通り(オレンジ色)に囲まれ、三鷹市の地域防災計画にも「防災ミニブロックとして形成されている地域。」となっています。

_ 2月に防災の専門家を招いて学習会をしましたが、「この地域に、防災を理由に道路をつくる必要性が見えてこない。」との話がありました。   

三鷹市が今年3月に改定した、「三鷹地域防災基本計画」には、建物被害、建物火災の最も被害が大きい地域は井の頭地域、中央北部と連雀地域、中央東部となっていて、上連雀2〜3丁目は該当していません。

_ 市側は「この地域は危険度が高いから防災上道路が必要」と、答弁がありました。専門家は「地震イコール災害ではない。倒壊しそうなブロック塀など、災害に強い町にするには何が必要かをみんなで学習・検討していくことが大事」「危険度3と知らされても何の役にも立たない。どこにどんな危険があるかという、その中身が問題であり、知る(知らせる)べきこと」「その具体的な対策が大切」ともいわれています。

_ 防災上必要としたその根拠、をしっかり説明し、理解と納得を抜きに、三鷹市の計画をこのまま進めるわけにいきません。

この道路計画は今問題の道路特定財源を基に事業が進められようとしています。

 


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